月: 2023年11月

☆ フランシス・ブラール ☆

【シャンパーニュ最北畑でビオディナミを実践

モンターニュ・ド・ランスの最北に位地する畑で造られるシャンパーニュ。直線的な酸とミネラル。ビオディナミの導入 で強くなった葡萄樹から生まれる葡萄はエキス分が濃く、アフターに旨味を残す。

2009年に設立された新しい造り手、フランシス・ブラール。6世代続いた老舗、レイモン・ブラールからフランシスが抜けて独立した小さな造り手です。
シャンパーニュでは珍しい100%ビオディナミ。若い造り手ながらフランス国内では入手困難なシャンパーニュです。北東斜面の畑は遅い収穫でも酸度を失わないのでワイン的な美味しさがあります。

1970年代のフランスは農業の効率化の為、政府主導で農薬、除草剤、防虫剤が推進されていた時代でした。1996年、農薬が10年以上も土壌に残存し、生態系を崩している事を知り困惑。ルドルフ・シュタイナー理論を知り、ビオディナミについて学び始めます。
以前は2人の兄弟と共に3人で「レイモン・ブラール」の名前でワインを造っていた。しかし、方向性の違いから2009年にドメーヌを分割。現在3人が個々にドメーヌを立ち上げます。分割の最も大きな原因はビオディナミ導入に対する考え方の違いでした。
兄弟や親はビオディナミには反対なので、30ha中の1haのみ無農薬での栽培を開始し、経過を観察。3年連続で無農薬の葡萄から造ったワインの表現力の高さに気付きます。それでも兄弟は反対。病気には手作業で対処するので畑仕事は3倍に増え、病気の影響で収量は減るのだから、あの時代にビオディナミを理解する事は不可能だったとのちの語っています。
兄弟と決別し、フランシスは奥さん、娘、デルフィーヌと共に3.3haの畑を買い取り、フランシス・ブラールとして独立しました。フランシスは娘のデルフィーヌと共に更にビオディナミを追求しています。ブノワ・ライエやマルゲに学び、彼等が助けてくれて畑をビオディナミに変更。娘のデルフィーヌが葡萄畑を担当し、2012年には全ての畑がビオディナミへと転換が終了しました。

ビオディナミに最初に転換が完了したのはドメーヌに近いサン・ティエリー区画。除草剤の使用を止め、畝間(うねま)には雑草を生やし、年に数回馬による耕作を行っています。サン・ティエリーの畑は土壌の色が砂地ながら明らかに周囲よりも黒味を帯びている。これは以前よりも土中の微生物や苔類か増えて自然のサイクルが完成し土が生き返った証拠であると話しています。
現在は娘のデルフィーヌが中心となり、ヴァレ・ド・ ラ・マルヌの畑でもビオディナミの転換を進めている。いまだにビオディナミの畑はシャンパーニュでは希少。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ全体の400haの畑の内3.2haが有機認証を得ているが、その内1.2haがフランシスの畑と言うから驚きです。
シャンパーニュの全ての畑の内、僅か1%以下が有機認定された畑。2010年にシャンパーニュで制定された法律のお陰で、有機認証を受けた畑の周囲120mは農薬散布のヘリコプターも飛ぶ事が禁止されています。
2016年にフランシスは引退。現在は娘、デルフィーヌと夫によって運営されている。評価を高めており、2001年から一切の化学薬品は不使用。除草剤、ホルモン剤も使用しない。周囲には森を残し、生物多様性を守る。2004年からはエコセールに認定されました。

所有畑は3ヶ所に分かれます。モンターニュ・ド・ランスのサン・ティエリーに1.6ha、マイイ(グラン・クリュ)に0.5ha。更に家族の起源である畑をヴァレ・ド・ラ・マルヌに1.2ha所有。チョーク質の強いマイイ。粘士が強く太陽の影響を強く受けるヴァレ・ド・ラ・マルヌにはムニエ。サン・ティエリーはシャンパーニュ最北の畑で粘土石灰に砂質が混じります。
そしてビオディナミの効果は大きく、葡萄は成熟すると圧倒的な表現力を持つように変化しました。これを受けてデルフィーヌは、より完熟を求めるようになっています。収穫は他の造り手よりも2週間程度遅く、出来る限り完熟させる事でシャンパーニュはワイン的で旨味を持ち、重くないのに旨味、深みがあるのが特徴です。
葡萄は全て区画毎・品種毎に分けて古小樽で発酵・熟成。葡萄に力があるので樽による微量の空気との接触がワインを育ててくれるし、樽毎の個性をアッサンブラージュすることで複雑さを得ると語っています。熟度が上がるのを待って収穫された葡萄は全て木樽で発酵・熟成され、使用するのは205Lのシャンパーニュ樽や、228Lのブルゴーニュ樽、20hl(=2000L)のフードル樽まで容量の異なる5種類の樽で行われます。
5~12年の古樽のみで新樽は使わず、フードルやボルドー樽の使用は保守的なシャンパーニュでは珍しいです。樽材の厚さによる使い分けも重要でボルドー樽は樽材が薄く、酸化が早く進むため、しっかりとしたシャルドネを熟成させることで成熟した味わいになる。ブルゴーニュ樽は厚みがあるので、ゆっくり酸化が進む。繊細な畑のピノ・ノワールに合うのです。
引き締まったボディに冷涼地の細かなミネラルの要素。味わいの後半は葡萄本来の強さから出てくる旨味。シャンパーニュ好きの為のシャンパーニュなのです!

フランシス・ブラール レ・ミュルジェ NV

※商品詳細、ご購入はこちらからお願い致します。

物価高騰のご時世において、ボルドーサンテミリオンのワインが驚きの価格で実現!!

シンデレラワイン「ル・ドーム」をこの世に送り出した英国人醸造家、ジョナサン・マルタス氏。
その「ル・ドーム」と同じ醸造所で敏腕コンサルタント達によって生み出されているのが、こちらの「シャトー・テシエ」です。


ボルドー、サンテミリオンのメルロー 70%、カベルネ・フラン 30%で構成されるワインは、熟した果実味の中にスパイシーなニュアンスが潜んだ、エレガンス溢れる逸品。
今回ご紹介するのは、大量買い付けにより驚異的な価格が実現した2013年ヴィンテージ!
10年によると気を経て熟成によるカドがとれた柔らかさに優しさ、通常、この価格では実現できない味わいです。先天的に恵まれたテロワールを、スペシャリスト達の技術と超近代的な醸造設備の融合によって開花させたモダンなサラブレッド・ワインをお楽しみください!

※下の画像は弊社ワインチームでのワインの試飲、チェックをした時の写真です。

熟成から来る柔らかさが印象的。柔らかな味わいの中にもしっかりとボルドーの良さを感じさせてくれます!

第二回沖縄ウイスキー&スピリッツフェスティバル出展

2023年11月5日。第二回沖縄ウイスキー&スピリッツフェスティバルにラムとカシャッサも持って出展してきました。ブース両脇は日本ラム協会様と日本カシャッサ協会様と心強い布陣(笑)

コロナ前に第一回を開催し四年ぶりの開催。

全国からバーテンダーさんや、洋酒ファン、また海外からのツーリストもチラホラ。

沖縄の風土のせいもあってとても和やかかつ賑やかな素晴らしいフェスティバルでした。

今回の武蔵屋ブースラインナップは下記の通り。
【ラム】
碧原ボタニカル
碧原スパイスド
ボーソ-ラム ブラン ソレイユ
ボーソー ラム フルールブラン
ボーソー ラム フルールメラス
キュヴェスペシャル・エステリーラム
サンチャゴカルタブランカ
サンチャゴアネホ
カルパノラム18年
カルパノラム 21年
フロールデカーニャ7年
フロールデカーニャ 12年
フロールデカーニャ エスプレッソ
LMDW ヴェリタス
ロンコロン ラム
ロンコロン ラムスキー
ロンコロン ラムカル
モンテクリスト アネホ 7Y
モンテクリスト アネホ 12Y 38%
カット・スパイスド・ラム 37.5%
カット・スモークド・ラム 40%
フェアラム
デッドヘッドダークチョコレート フレーバーラム
デッドヘッド カスク・エイジド ラム

【カシャッサ】
イピオカ レゼルヴァ プラタ
イピオカ レゼルヴァ オウロ
セレッタ
ボアジーニャ
ベーリョ・バヘイロ ホファー 1L
ファゼンダ ソレダージ ジェキチバ
ファゼンダ ソレダージ パウ ブラジル
ファゼンダ ソレダージ アンブラーナ
カシャーサ ダ キンタ ブランカ
カシャーサ ダ キンタ カルヴァーリョ
カプカーナ
ウェーバーハウスプレミアブラック
ウェーバーハウス・カネラ・ササフラス
ウェーバーハウス・7マデイラス
キンタ ダス カスタニェイラス アンブラーナ
カルバレイラ

様々な国のラムの味わの違い、新興国産ラム、カシャッサの多様性、多くの方に喜んで頂きました。

お立ち寄り頂きましたお客様、ご協力頂きましたメーカー様、インポーター様、日本ラム協会様、日本カシャッサ協会様、イベント運営関係者の皆様、本当に有難うございました。 

やっぱり酒が好き人が好きです!

Il Paradiso di Manfredi 【イル・パラディソ・ディ・マンフレディ】

イタリア三大銘酒としてバローロやバルバレスコと並ぶ高級ワイン、ブルネロ・ディ・モンタルチーノ。 歴史は浅いながらイタリア初のDOCGとして認定され一躍世界に名を轟かせたこの銘酒は近年ますますテロワールの個性を表現する生産者が増え、ワインのプロフェッショナルや愛好家からいま熱い視線を注がれています。

1950年、亡き奥様の父親がパラディソと呼ばれる畑を購入したのがイル・パラディソ・ディ・マンフレディの始まり。以来、家族のみで年間8000本弱のワインを醸しています。1967 年には10軒のカンティーナと共にブルネロ・ディ・モンタルチーノ協会を設立。その創設メンバーでもあった。モンタル チーノの歴史的カンティーナなのです。
現当主はフローリオ・グエッリーニ。2人の娘、ジョイアとシルヴィアの3人で毎日、畑に出て昔からグエッリーニ家に伝わるワイン造りを今もそのまま実践しています。国際化するブルネロで最も伝統的で家族的なワインです。

特徴は海の潮っぽさとヨード感。畑はモンタルチーノ北斜面、町のすぐ下にあるモンタルチーノの発祥の地。アンモナイトや牡蠣、帆立の貝殻を多く含む粘土質で下層士は今でも潮の香りがします。
7つの段々畑に分かれていて、それぞれ表士の色が違い、白い土壌は砂を多く含み川の影響を受けています。赤土はモンタルチーノの南部と似ている土壌です。
異なる表士の下には海の推積物が押し固められた岩盤があり、多くの化石を含んでいます。この層まで葡萄根は伸びているので、彼等のワインには強いヨード香を感じさせるのです。

世界的人気のブルネロ・ディ・モンタルチーノ。イタリアで最も国政的な産地とも言われます。本来のモンタルチーノの味わいとは何なのでしょうか?
土地の個性を吸い上げ、そのエネルギーを蓄えた葡萄果実をワインにしていくべきで、土地のエネルギーを宿したワインにはエネルギーがあり、土地の味がするのです。

葡萄品種のサンジョヴェーゼ・グロッソ(ブルネッロ)は、サンジョヴェーゼが突然変異したものです。サンジョヴェーゼに比べると果皮が厚く粒は大きめ。風味がありタンニンが強いため、長期熟成に適したコクのあるワインになります。

ブルネロ・ディ・モンタルチーノ 2013 イル・パラディソ・ディ・マンフレディ

※商品詳細、ご購入はこちらからお願い致します。

田園調布発 Blue Rabbit Distillery行ってきました。

東京の高級住宅地の代名詞とも言える田園調布でジン、スパイスドラム、ウォッカを造る『ブルーラビット蒸留所』へ行ってきました。

環八通り添いにある超マイクロディスティラリー。

壁や床など内装は全て代表のMarkさんの手作りとの事。

蒸留器はオランダ製iStill。

その他タンクや、ミルなど様々な国から取り寄せ。

ボタニカルはイタリア産の物や、日本のヒノキなんかも使っていて何だかとってもワールドワイドはマイクロディスティラリーです。

まだ創業して1年。準備を始めてからは5年。

新しい蒸留所ですが、ジンもウォッカもスパイスドラムも飲めば納得の本格派。

鳥獣戯画にインスピレーション得たというウサギのキャラクターがナイスです。

是非に一度お試しくださいませ。

https://store.musashiya-net.co.jp/products/list?category_id=4772

サスティナブル・カクテルチャレンジ2023アジア大会

2022年から日本も参加しているニカラグア産ラム『フロールデカーニャ』のカクテルコンペティション『サスティナブル・カクテルチャレンジ』。

その名の通り、味わいやテクニックだけでなく“サスティナブル”をテーマに世界各国のバーテンダーがカクテルを創作し競い合います。

今回日本大会を勝ち上がり日本代表としてアジア大会に出場したのは横浜Bar Prima のオーナーバーテンダー安里 勇哉氏。

ご自身のルーツでもある沖縄とサスティナブルというテーマを1杯のカクテルに落とし込み、英語でのプレゼンテーション、パフォーマンスも堂々と決め、見事来年ニカラグアで開催される世界大会への切符を手に入れました。

日本参加二年目での世界大会出場はまさに快挙!

是非世界一になって欲しいです!!

持続可能は社会、これからの未来をお酒を通して表現する大会はとてもエキサイティングですし、それを運営するフロールデカーニャ、また各国の関係者、参加者にはとても魅力を感じます。

日本でも間違いなく伸びてくる『フロールデカーニャ』の躍進、そして 安里 勇哉氏の活躍から今後も目が離せません!

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