岩瀬酒造は、江戸時代享保八年(1723年)に創業された由緒ある酒造です。
千葉県南東部にある御宿海岸のほど近くにある酒蔵で造られている日本酒は米の旨味が最大限に引き出されており、その味わいは高く評価されています。
岩瀬酒造では、昭和30年代後半より本格的に日本酒の貯蔵を行っている、熟成古酒の作り手でもあります。看板ブランド「岩の井」は、清酒、熟成古酒共に海外のコンペティションで数々の賞を受賞しています。
千葉県長生郡長南町で牧野寛氏が作り出す酒米、「五百万石」と「玉栄」。品質を追求し、様々な研究とこだわり抜いた栽培により、日本酒に最適な味わいとなっています。
湛水土壌中直播(じきまき/じかまき)という方法で栽培された五百万石と玉栄。窒素の少ない環境で育ち、出穂時の追肥を行わない事により、清酒になった際の雑味を抑える低タンパク質のお米に仕上がっています。
また、品質向上のために倒伏を防ぐ肥培管理により、収量より品質重視の米作りを行っています。そして毎年酒米の成分検査を実施し、より高品質の米作りをめざしています。
岩の井×ユニオンリカーズ
今回の日本酒コラボレーションは、岩瀬酒造とユニオンリカーズがそれぞれの歴史の中でスペインとの不思議な縁がある事がきっかけでした。
ヒストリー① 岩瀬酒造とサン・フランシスコ号
慶長14年(1609年)、岩瀬酒造からほど近い御宿海岸でドン・ロドリゴ総督を乗せたガレオン船(戦艦商船)が座礁。その際、付近の町民が船員の生き残りを救出して励まし続けました。その甲斐もあって一行は新たに建設された船でメキシコ(当時スペイン領)に帰国していきました。
岩瀬酒造の茅葺きの母屋の梁には、当時のサン・フランシスコ号の帆柱が使われているとされ 、町文化財に指定されています。この出来事はスペインやメキシコと日本を繋ぐ逸話として地元でも語り継がれています。
ヒストリー② 支倉常長とシェリーの名産地
サン・フランシスコ号を救助した事によってスペインと日本の間には交友が生まれ 、伊達政宗はヨーロッパに遣欧使節を送ることを決定しました。そこで正使として派遣されたのが支倉常長です。一行は新たなガレオン船「サン・ファン・バウティスタ号」で出帆しました。支倉は様々な苦難を乗り越え、遠路を経て最終的にスペインのサンルーカル・デ・バラメダに到着します。サンルーカル・デ・バラメダはシェリーの名産地で、当産地のシェリーを長年輸入しているユニオンリカーズにとっても大変ゆかりのある場所です。
そのつながりから、今回株式会社ユニオンリカーズが日本酒を取り扱うこととなりました。
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岩の井 純米大吟醸 単一田んぼ 五百万石
ワインのようにミネラリーで綺麗な酸を感じる味わいに仕上がっており、お召し上がりの際はワイングラスで飲むことをお勧めしています。
牧野氏の田んぼで栽培された、酒造好適米「五百万石」から造られた日本酒。五百万石は心拍が大きく、高精白が難しいため繊細に造られています。味わいは複雑で豊かです。
アルコール度数:17% 容量:720ml
販売価格:2,970円【税込】
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岩の井 純米大吟醸 単一田んぼ 玉栄
ワインのようにミネラリーで綺麗な酸を感じる味わいに仕上がっており、お召し上がりの際はワイングラスで飲むことをお勧めしています。
牧野氏の田んぼで栽培された、酒造好適米「玉栄」から造られた日本酒。玉栄は心拍率が低いとされていますが、キレのあるお酒に向いています。味わいは爽やかで繊細です。
アルコール度数:17% 容量:720ml
販売価格:2,970円【税込】
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