オーストラリア メルボルン シングルモルト「スターワード」の魅力に迫る

オーストラリア メルボルン シングルモルト「スターワード」の魅力に迫る

スターワード(Starward)は2007年メルボルンにて、創設者デイヴィッド・ヴィターレの「世界中の人に誇りをもって提供できるオーストラリアならではのウイスキーをつくる」というシンプルな1つの夢から始まりました。

彼は夢の実現のため、伝統にとらわれず、オーストラリア産赤ワイン樽で熟成を行いウイスキーをつくり上げました。
それらのウイスキーは彼の人柄とオーストラリアの風土を取り込んだような、気取らずカジュアルに楽しめるウイスキーに仕上がっています。

そのようなウイスキーづくりが評価され、2018年にはアイコン・オブ・ウイスキーより「ベストオーストラリアンウイスキーイノベーター」を受賞しています。

オーストラリアと言えばワインが有名ですがスターワードはそのワイン樽を主に熟成樽として使用している。
ワイン樽の恩恵をここまで受けている蒸留所は他になく、ワイン樽熟成シングルモルトのカテゴリーとしてみると絶対に抑えておかなければいけない一本と言えるだろう。

スターワード ノヴァ

ウイスキーの可能性をスターワード流に表現したフラグシップアイテム。100%オーストラリア産モルトを使用し、オーストラリア産赤ワイン樽で熟成したシングルモルトです。

香りはレッドベリー、リンゴ、ブドウ、シナモン。ミディアムボディで、味わいはバニラ、ミックスベリー、キャラメルにフィニッシュにかけてスパイス、タンニンが広がります。ストレートやロックだけでなくカクテルベースとしても抜群のポテンシャルを秘めています。
◆ ワールドウイスキーアワード2017 「ベストオーストラリアンシングルモルト」受賞
◆ サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2016 「ベストクラフトディスティラーウイスキー」受賞

スターワード トゥーフォールド

カスクタイプ : オーストラリア産赤ワイン樽

スターワードが目指した“親しみやすいウイスキー”を体現しています。オーストラリア産小麦とモルトを使用し、オーストラリア産赤ワイン樽で熟成した、豊かな風味が特徴のオーストラリアンブレンデッドウイスキーです。香りはリンゴ、レッドベリー、バニラ、スパイス。味わいはパイナップル、パパイヤのフルーティさをトーストしたオーク、タンニンが引き締めます。

スターワード フォルティス

カスクタイプ : 赤ワインバレル(主にバロッサバレー産バレル、シラーズ、カネルネ・ソーヴィニヨン)

熟成に使用される赤ワイン樽のいくつかは味わいに複雑さを与えるためリチャーが施されています。香りはバニラ、トーストしたオーク、ブラックベリージャム、レーズン、キャラメリゼしたイチジク、熟したプラム。味わいはバニラ、カリンのペースト、レーズン、チョコレートガナッシュ、シナモン、焼きバナナ。フィニッシュにオークスパイス、完熟イチジクが混ざり、長い余韻が続きます。
フォルティスとはラテン語で「大胆な、勇敢な」という意味を持ち、同社のラインナップの中で最もアルコール度数が高く、ボディのしっかりとした味わいが特徴です。

スターワード 2016年
レッドワインカスク

色:赤みを帯びたアンバー
香り:グレーズドーナツ、バニラ、ラズベリー、ブラックチェリー、イチジクジャム、オーク
味:トフィー、ミルクチョコレート、レーズン、カシス、シナモンジンジャー、熟れたバナナ

スターワード アンエクスピーテッド

アンエクスピーテッドはノンピート麦芽を使用し、赤ワインの樽で熟成させた2007年蒸溜のシングルモルトを、ピートの効いたアイラモルトの樽(バレル)で追熟して仕上げることで、スモーキーなキャラクターを纏わせたユニークなオーストラリアンウイスキーです。
英国のザ・スピリッツ・ビジネス主催のコンペティション「ザ・ワールドウイスキー・マスターズ2021」のオーストラリアンシングルモルトの部門で、最高賞の『マスター』を受賞した注目の限定商品です。

色:サンセットゴールド
香り:トロピカルフルーツ、トーステッドオーク、甘みを含んだピート
味:熟れた赤いベリー、潮、ピートスモーク、黄桃、カカオニブ、オーク

スターワード ジンジャービアカスク#6 500ml

2017 年蒸溜の赤ワイン樽熟成原酒とオーストラリアの酒精強化ワイン「アぺラ」の樽で熟成した原酒をヴァッティング後、ジンジャービアの樽で約 6 ヵ月追熟して仕上げることで、ジンジャーの持つ爽やかな辛みを纏わせ
たユニークなオーストラリアンウイスキーです。

香りはジンジャー、オレンジ、ダークチョコレート。ジンジャーの辛
味と共にバニラやパイナップルの味わいが広がります。

シェリー樽の枯渇が問題になっている昨今、それだけが原因ではもちろんないがこういった熟成に使う樽の種類は年々増えてきている。世界中で建設されまくっている蒸留所の中でも樽に着眼点を設けているところは多い。
しかし目から鱗というかワイン樽に目を向けて且つそれを定着するとなると途方もない労力が必要だろう。

今後のウイスキーの発展に大きく貢献するであろう「ワイン樽熟成」(すでに貢献しているがもっと!)
その筆頭となりえる蒸留所「スターワード蒸留所」
オーストラリアンウイスキーといったカテゴリーとしても是非抑えておきたい蒸留所です。

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