アンリ・ジロー ジャパンが正規輸入しておりますシャンパーニュ、アンリ・ジローのスタンダードキュヴェ「エスプリ・ナチュール」を、このたび新たに「エスプリ・ナチュール G」としてリリースいたします。30年以上にわたる継続的な改良により、エスプリ・ナチュールが理想に達したと確信したアンリ・ジローのセラーマスター・セバスチャンは、ボトルとラベルのデザインを一新し「エスプリ・ナチュール G」としてリリースする判断をしました。
アンリ・ジローの歴史は、ルイ13世統治下の1625年までさかのぼります。
石灰質、それもチョーク質土壌を基盤とし、良質なブドウの産地として知られていたシャンパーニュ地方でも、グランクリュに認定されているアイ村は昔からとりわけ評価が高いのです。1625年に創業者フランソワ・エマールがアイ村に畑を購入したことから、シャンパーニュ アンリ・ジローの長い歴史は始まりました。
唯一無二の味を支えているのは、なんといっても良質のブドウにある。アンリ・ジローはアイ村に自社畑を所有し、それらはすべてグラン・クリュに格付けされている。
栽培されるブドウの種類はピノ・ノワールとシャルドネで、今も頑固までに守り続ける伝統製法で、ブドウ本来のピュアな味わいを生かしている。ブドウはすべて手摘みで、収穫されたブドウは酸化を防ぐため、すぐに醸造所へ運ばれる。そして不要物は完全に取り除かれ、プレス機にかけられる。
そして低温浸透のあと、シャンパーニュに複雑なアロマをもたらすため、特別にあつらえたアルゴンヌの森産の樫の樽でゆっくりと発酵させます。この特別なオーク樽を使うことで、シャンパーニュにグレープフルーツやバニラ、ココナッツといった複雑な香りが生まれるのです。
アンリ・ジローのセラーマスター セバスチャン・ル・ゴルヴェは、アンリ・ジローの精神ともいえるエスプリ・ナチュールをより洗練させる方法を探し、様々なアプローチを実験的に行ってきました。その妥協なき追求は醸造だけでなく当然栽培方法にもおよび、特に多くの生産者を悩ませる近年の気候変動や厳しい干ばつといった危機的要因への対策として、自ら自然に適応する自律的で環境応答型の高品質ブドウに育てるべきという、困難ではあるが王道の理論を信じて栽培方法の改良を続けました。トリプルゼロ(殺虫剤ゼロ、除草剤ゼロ、防カビ剤ゼロ)の先駆者でもあるアンリ・ジローの畑は、いまや他では見られない素晴らしい畑となっています。また彼らの得意とする樽使いでは、アルゴンヌの森でも特に上質なオークが育つエリア「シャトリス」産のオーク樽の巧みな調整が重要なポイントとなりました。シャトリスの樽の最も顕著な特殊性は、ワインの中の隠れた緊張感を表出させる点にあるのです。
世界で最も影響力のあるワイン評論家、ロバート・パーカーは次のようにコメントしています。
「繊細にして芳醇、奥深さに複雑性、エレガントな飲み心地のシャンパーニュ アンリ・ジロー。その個性は創業以来390年余りの時を経て、さらに新たな歴史を刻み続けています。アイ村のピノ・ノワールの魅力が存分に味わえる類まれなるシャンパーニュ、それがアンリ・ジローなのです」と。
深い陰影を奥に秘め、純粋さがより際立つこの新しい「エスプリ・ナチュール G」は、アンリ・ジローがアンリ・ジローであり続けるために進化したことを証明する、新スタイルのエスプリ・ナチュールなのです。
アンリ・ジロー「エスプリ・ナチュール」は弊社在庫のみで終売となります。完売以降は「エスプリ・ナチュール G」での取り扱いとなります。お値段も上がってしまいます。
エスプリ・ナチュールを手に入れる最後のチャンスですので是非この機会にお買い求めください!
アンリ・ジロー エスプリ・ナチュール NV (在庫限りで終売)
アンリ・ジロー エスプリ・ナチュール G NV (新商品)