今回のワインは手に入らなくなるワインもあり、ニューリリースワインもありで話題豊富ですが、ご案内できる本数が少なすぎて申し訳ありません!!
今や自然派の代表格ダリオ・プリンチッチ。今ではワインは割当制になっているほど、世界的に爆発的な人気を博している注目の造り手です。
若い頃は近隣のレストランやホテルに、食材や、グラヴネル、ラディコンのワインを卸す仕事をしていたのでした。ワイン造りへの情熱をおさえられるわけもなく、1993年からワイン造りを開始。ダリオ・プリンチッチは今でこそ有名生産者ですが、20年前は全くの無名生産者でした。
人気の発端は2004年のナチュラル・ワインのイベント、「ヴィラ・ファヴォリータ」にて当時無名生産者のダリオ・プリンチッチによる長期間マセラシオンのオレンジワイン「ビアンコ・トレベツ」が人気を集め、今やフリウリを代表する造り手の一人にまで一躍登りつめたのです。
【既に美味しい2019】
2019ヴィンテージが入港。2016ヴィンテージ以降、天候に恵まれてストレスなくワイン造りに専念できたダリオ・プリンチッチ。降雨量は多くはありませんでしたが、ある程度分散して降ってくれたので葡萄樹のストレスは最小限でバランス良く育ってくれました。収穫時期になると、葡萄は理想的な糖度と酸度を保ちながら完熟を迎える事ができ、とても健全な房を収穫することができました。入港したてにも関わらず、フレンドリーで美味しい状態!高いレベルでバランスしています。
【初リリース!『ピノ・ビアンコ』】
2019年に、知り合いのお爺さんからピノ・ビアンコの古い畑を引き継いだ事をきっかけに、ピノ・ビアンコの美味しさ、個性に興味を持ち始めたダリオ。この畑のクローンは特殊なクローンで平坦になりがちなピノ・ビアンコが力強く、深みのあるワインになるのだそう。カンティーナ近くの新しい葡萄畑でもピノ・ビアンコを栽培し始めました。今回ダリオを夢中にさせたピノ・ビアンコが初リリースです!発酵は開放発酵桶で行い、野性酵母のみ。マセラシオンは25日間。ピノ・ビアンコで、この長さのマセラシオンは他にはありません。発酵終了後は健全な澱を残したまま、大樽に入れて30ヶ月間熟成。生産本数は僅か1400本のみ。初ヴィンテージから凄いワインですよ!
【最期の年!カベルネ・ソーヴィニヨン2011】
ダリオのカベルネは沢山のファンがいます。非常に残念ですが、2011年はカベルネ・ソーヴィニヨンのラストヴィンテージとなります…。樹齢が高過ぎて生産が難しくなった為、カベルネは抜かれ、ピノグリが新たに植樹されました。天候に大変恵まれた特別なヴィンテージ2011!大樽での長期熟成はバローロ以上の8年間!ドライでありながら、どこか暖かみがあり、余韻は壮大!
説明が長くなってしまいましたが、今回ご案内のワインは凄いですよ!ワイン好きはもちろん、ナチュール好きは特に必見です!!
ビアンコ・トレベツ 2019 ダリオ・プリンチッチ
リボッラ・ジャッラ 2019 ダリオ・プリンチッチ
ピノ・ビアンコ 2019 ダリオ・プリンチッチ
ファヴォラ ビアンコ 2019 ダリオ・プリンチッチ
カベルネ・ソーヴィニヨン 2011 ダリオ・プリンチッチ
メルロー 2010 ダリオ・プリンチッチ