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ザ・グレンリベット シングルカスク スペシャルテイスティング

新宿ウイスキー・サロンの静谷和典氏をお招きしてのテイスティング対談です。

お相手は「シーバスブラザーズ社のスコッチウイスキーブランドアンバサダー」のサイモン・ダーヴェニーザ氏と

中島です。

まずは「ザ・グレンリベット」について

「ザ・グレンリベット」は、シングルモルトスコッチウイスキーの聖地、スコットランドのスペイサイド 地方 にある リベット渓谷で、1824年に英国政府公認蒸留所の第一号となり、“はじまりの シングルモルト ”として、スペイサイドウイスキーの代名詞であるフルーティでフローラルなスタイルの礎を築きあげました。
その高い評判から多くの模倣者たちが現れ、グレンリベットの名を語っていました。その模倣者たちと一線を画すために、1884年、創始者ジョージ・スミスのウイスキーだけが THEという定冠詞を付けて 「ザ・グレンリベット」と名乗ることを正式に許可され、今日までその唯一無二の味わいを守り続けています。
「ザ・グレンリベット」は、創始者ジョージ・スミスが培った技術と精神を継承しつつも革新を続け、その進化の歩みを止めることはありません。

「ザ・グレンリベット シングルカスク」とは

“シングルカスク”とは、一つの樽のみから瓶詰めされる希少価値の高いウイスキーです。 2016年から登場した日本限定シングルカスクは、日本のモルトファンの方々から毎年好評をいただき、2023年も日本のために特別に選定されたアメリカンオーク樽熟成の商品が販売されます。『ザ・グレンリベット シングルカスク 2023 (#18103) 20年』は、日本国内発売品としてはシリーズ第10弾となる長期熟成の商品です。ザ・グレンリベット蒸留所に貯蔵されている膨大な数の長期熟成樽の中から、特別で希少な20年熟成のアメリカンオーク樽がエキスパート達によって選び出されました。その原酒をカスクストレングス(加水調整せず、樽からそのまま瓶詰め)でボトリングし、あえて冷却濾過を行わないノン・チルフィルタード製法で、本来のフレーバーを生かした豊かな味わいに仕上がっています。

「2023年6月5日日本国内発売開始 数量限定品」

「ザ・グレンリベット シングルカスク2023 20年」

アルコール度数 59.3%

容量 700ml

税込価格¥42,900


静谷さん、:まさに王道のスペイサイド、もぎたてのフルーツのパレードのように感じる。桃、梨、リンゴ、グレープフルーツ、マスカットのブドウ感などが次々に現れる。その中に麦のモルト感も感じられ、奥にスパイシー感、特にコリアンダーシードのような香りも感じる。春や夏の草花のような香り、グラッシーさとフローラルを感じられる。


一同共通:フレッシュ感とはつらつとした清涼感が際立つので、春や夏の草花のような香り、グラッシーさとフローラルを感じるので、まさにこれからの季節、初夏にぴったりと思う。はっさくのような柑橘感も感じられていたが、後になるとバーボンバレルでありながら白ブドウのソービニヨンブランぽさが感じられる。どこかワインぽさがありブドウ品種でいうとソービニョンブランは良く思いついたと一同納得。
静谷さんの咲グラスは、アルコール感をとても抑えられて口当たりがよく、あたかも加水しているかのように感じる。香りを拾いやすく口に入れた瞬間「クッション」のような柔らかさがあるので、味をとても拾いやすい。通常のテイスティンググラスに比べて違いが顕著なので今回のようなシングルカスクの年数違いのテイスティングにはとても良いと感じた。(次に新たに制作を進めているグラスは、逆にストレート系でお酒の味わいをガツンとダイレクトに伝わる形状で考えている。個性の強いスモーキーなアイラモルトやバーボンを味わうとき向いているので完成を楽しみにしていてもらいたい。)
今回のテイスティングの3アイテムの中でもっともフルーティーさを感じられる。

「ザ・グレンリベット シングルカスク2022 24年」



アルコール度数 54.1%

容量 700ml

税込価格¥49,280


とても変化が激しいという印象。クリーミー且つ穏やかで香りがストンッっと落ちる感じ。落ち着きがある。バーボンバレルで20YOとの違いが明確で全く異なる。クレームブリュレなどの焼き菓子、そして少しホワイトチョコレートのような味わいも感じる。そこに若干の青々しさ、初草感も感じる。クリーミーであるが緑がかっているイメージで、色で言うと黄緑というのがピッタリかな。
今回のテイスティングの3アイテムの中でもっともクリーミーで丸みを感じられる。Mild, Malty & Creamy


「ザ・グレンリベット シングルカスク2022 26年」

アルコール度数 44.3%

容量 700ml

税込価格¥53,790


静谷さん:古酒感と熟成感が強く、木の葉や木枯らし、乾燥した木材まさに樽感などアッシーさが感じられるので、秋冬にぴったりな印象。バーボンバレルでありながらシェリー樽のようなカカオパウダーとドライな中にフルーツを混ぜたヨーグルトのような酸味(サワー感)、発酵茶葉のようなものとのバランスがよい。全体的に気品に溢れていてエレガント。度数が低いので味が拾いやすく舌でキャッチしやすい。

全員共通:かりん、はちみつも感じるが、飲み進めるうちにどんどん味わいが変化してくるので、正直なところ、複雑で一言では形容しがたい。
静谷さん:テイスティングでも本能的に好きなものが減っていくが、20年は爽やかだからすぐに飲んでしまったが、26年も度数が低いということもありすぐに飲み干した。


全員:確かに。飲み干した。タンニン感、心地よい苦みがあってヘーゼルナッツ感、それと炒ったピーナッツが感じられて、今回のテイスティングの3アイテムの中でもっとナッティ感が顕著だ。


『2016年ザ・グレンリベットベストアンバサダー 静谷和典氏』

1985 年、栃木県生まれ。新宿三丁目「BAR LIVET」「BAR 新宿ウイスキーサロン」オーナーバーテンダー。ウイスキーベースのカクテルの開発・普及も目指す。 スコットランドにて、2016年ザ・グレンリベットベストアンバサダーを受賞。 ウイスキー文化研究所が主宰する知識、鑑定能力を問う資格認定制度の最難関「マスター・ オブ・ウイスキー」を取得しており、雑誌『Whisky Galore』のテイスターとしても活動中。 2022 年秋には、ウイスキーをストレートで愉しむためのグラス「ウイスキーグラス 咲」 を開発。「バーテンダーしずたにえん」として、TikTok や YouTube、 Instagram等SNS 総フォロワー数は60万人以上。幅広く活躍する。

<新宿ウイスキーサロン>

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東京都新宿区新宿3-12-1 佐藤ビル佐藤ビル 3 階階 Tel: 03-3353-5888

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