近年のモルトブームは皆様ご存じの通りかと思いますが、国産ウイスキーの人気から始まり、徐々にスコッチにも派生してますね。
しかし、原料の高騰や輸送費諸々の事情で価格の高騰が叫ばれながらも同時にオフィシャル品のウイスキーが枯渇している状況でもあります。
要は「売りたくても物がない」なんてことになっている訳です・・・
洋酒に絡む業種の人間は誰もが奮闘しているのが実情の中で、その一環で「美味しい物を発信」しているのは当然の話。
要は騒がれているウイスキー以外にも騒がれるべきクオリティーのウイスキーも本当にたくさんあります!っていうお話ですw
今回はイングリッシュウイスキーの高いクオリティーの商品をご案内いたしますので是非お付き合いください。
コッツウォルズ
コッツウォルズとはイングランド中央部に位置し特別自然美観地域に指定されており観光業も盛んで毎年多くの観光客が訪れています。コッツウォルズは「羊の丘」という意味。
コッツウォルズは「ハリーポッター」の撮影場所としても有名です。
あの壮大な世界観の多くはこの「コッツウォルズ」の美しい環境から生み出されていると思うと興味が湧いてきませんか?
そんなコッツウォルズで造られているウイスキーこそ、今回ご紹介したいウイスキーとなります。
コッツウォルズ蒸留所
コッツウォルズ蒸溜所は、業界を代表する専門家ハリー・コックバーンとジム・スワン博士の指導のもと、2014年にのどかなノースコッツウォルズの地で製造を開始しました。同年9月にシングルモルトのファーストカスクの熟成を開始して以来、3,000を上回るさまざまな種類の樽でウイスキーを熟成させてきました。
若いスピリッツながら、『ジム・マレー・ウイスキー・バイブル』の2016年、2017年、2018年、2019年版で94ポイント以上を獲得し続けています。この他に、『ウイスキーマガジン』誌の2018年「アイコンズ・オブ・ウイスキー」など、数々の賞を受賞しています。
因みにコッツウォルズ蒸留所ではウイスキーの他にもジンを造っておりこちらも人気です。
今回はコッツウォルズのウイスキーを武蔵屋小瓶販売も含めご案内いたしますので是非気になったらぽちっとしてみてくださいね。
コッツウォルズ シングルモルトウイスキー
100%コッツウォルズ産のフロアモルティングモルトを使用。長時間の発酵と、通常とは異なる酵母菌株の使用、画期的な蒸溜カットにより生まれる、バランスのとれた、滑らかでフルーティなスピリッツ。ファーストフィルのケンタッキー産バーボン樽と、シェービング、トースティング、リチャーリングを施した(STR)赤ワイン樽での熟成により、若いウイスキーとしては信じられないほどの成熟された深いフレーバーが生み出されています。
コッツウォルズ シングルモルト武蔵屋スタッフテイスティングコメント
中島⇒ 甘みを纏った優しい香り。高アルコールを感じさせない滑らかさがある。ストレートお薦め
高橋⇒ ほのかな甘みを纏った麦由来の香り
バランスが非常によく、チョコやプラムで始まり、ベリー系の甘みが広がる。
総合的にクオリティーが高くネガティブな要素が非常に少ない。
トゥワイスアップくらいなら香りも開いて耐えるが、水割りになるとビター感が少し出てくる。
許容範囲ではあるがストレートのレベルの高さを知るとやはりおすすめはストレートでしょう。
飯田⇒ キャラメル オレンジ。滑らかな口当たり、優しい甘味からスパイシーな辛味が広がる
コッツウォルズ ファウンダーズチョイス シングルモルトウイスキー
STRカスク(シェービング、トースティング、リチャーリングを施したアメリカンオーク製の赤ワイン樽)から加水せずに瓶詰めされたものです。このユニークな生きたカスク(樽)が、コッツウォルズ蒸溜所で生まれるフルーティなスピリッツに、豊かな芳醇さを加味し、トフィー、オーク、レッドフルーツの風味、そして美しく深い色合いを生み出しています。
コッツウォルズ ファウンダーズチョイス シングルモルトウイスキー 武蔵屋スタッフテイスティングコメント
中島⇒ ベリー系を思わせる香り&ドライ風味。口当たりのやさしさと力強い旨味のバランスが素敵
高橋⇒
最近話題のSTRカスクがふんだんに楽しめる逸品です。
どことなくオールドの上質なシェリーカスクを思わせつつ「赤ワインなのか!」のタンニンのビターを感じる。
度数の高さからパンチのあるアタックですが、非常に中身ギッシリ詰まった味わいです。
水割りもOKですが、ストレートに「チェイサーに水」のベターな楽しみ方が個人的に一番好きです。
飯田⇒ チョコ アプリコット。ふくよかな甘味からのピリっとしたスパイシーな広がり
コッツウォルズ シェリーカスク シングルモルトウイスキー
英国本場のクラフトの伝統を体現した「100%ローカルバレイ・ウイスキー」
古き良きイギリスの面影残るコッツウォルズであのジムスワン博士の指導の下、スコットランドを凌ぐウイスキー造りを目指し2014年に製造を開始。
地元のローカルバレイを100%使用し、世界でも一部でしか行われない「フロアモルティング」でウイスキーのテロワールとも言うべき哲学でウイスキー造りを行い今では、世界中から数々の賞を受賞し、その真価を証明しています。
コッツウォルズ シェリーカスク シングルモルトウイスキー 武蔵屋スタッフテイスティングコメント
中島⇒ シェリーカスクなので少し重めかと思っていましたがスムースな口当たり。しかし後からジワジワと刺激的になり口いっぱいに存在感を漂わせます
高橋⇒ グラスの中での変化を楽しめますね。
ベリー系で赤いタンニン、酸味、甘みが折り重なる「ザ・シェリーカスク」です。
良質なシェリーカスクをお探しなら是非一度お試しいただきたい逸品
飯田⇒ メイプルシロップ イチゴジャム。サラリとした甘さからスパイスの辛味が広がる
美味しくなる魔法がかかってそうな魅力的のウイスキー「コッツウォルズ」
今回はコッツウォルズウイスキーの魅力をお伝えいたしましたがいかがでしたか?
ハリーポッターの世界観の中で育まれるコッツウォルズ蒸留所のウイスキーは全体的にとてもクオリティーが高くイングリッシュウイスキーの魅力を知りたい方にもとってもおすすめです。